カーナビの大画面と言えば、アルパインの独壇場でした。かろうてイクリプスやカロッツェリア、ケンウッドが”一応”8インチ、9インチモデルをだしていますが、他メーカーの主力は7インチばかり。
そんな中でついにPanasonicが2DINに収まる9インチナビを発表。その全貌やいかに。
Panasonic Strada 9V型
DYNABIGディスプレイと銘打ち、画面が本体から浮き出ています。今までのカーナビというと、内装と面一になるのが理想的とされていました。しかし、今回のStradaはそれを覆そうとしています。浮き出ることにより、画面が近くなり、操作がしやすいとのこと。
確かに浮き出ていますね。そして、画面が近くなるので操作はしやすそう。
Panasonicは社外品のカーナビで唯一のBlu-ray対応していますね。家でも車でも再生できて、きれいな映像も見れて大満足・・・だろうか。
うれしいポイントとしてはVICS WIDEに対応したこと。従来のVICSよりもさらに精度の高い情報が入手できるそう。また、規制情報や災害情報もはいってくるらしい。
しかし、9インチなのにワイドVGA。Blu-ray対応なのにワイドVGA。スマホやテレビが大画面化し、進化し続け、4Kやら2Kとか言っている時代になぜにワイドVGA。正直、9インチサイズで高精細になってもあまりメリットはないことは重々承知だが、Blu-rayに対応するならもう少し高精細にすべきだったんじゃないかと思う。ワイドVGAならDVDで十分。
ただ、今まで対応品がなくて9インチナビをつけれなかった車でも装着可能にした功績は大きいと思う。他製品の大画面化によりなんでカーナビは7インチが主流なんだという疑問はあったろうから。このアイデアは素晴らしいと思う。それだけにいろいろと惜しい。
パナソニック カーナビ ストラーダ CN-F1D ブルーレイ搭載 無料地図更新 フルセグ/VICS WIDE/SD/CD/DVD/USB/Bluetooth/Wi-Fi 9型
まとめ
新型プリウスでアルパインの9インチナビをつけた私が言うのもなんですが、カーナビに9インチは大きすぎる。20万円くらいしたけど、普通に7インチで10万円くらいにして、差額で家のテレビを50インチに買い替えたほうがよかったんじゃないかと思ったりもする。
とはいえ、普段の地図画面も大きく表示できてとても見やすい。スマホやタブレットが大画面化していく中でカーナビがそれにならうのは必然だと思う。
今回のPanasonicのコンセプトはとても素晴らしいと思った。しかし、それだけにいろいろと惜しい。解像度をもう少しあげれなかっただろうか。Blu-ray対応しなくてもいいからもう少し安くできなかったろうか。(実売15万円ほど)何かもう少し際立った特徴を持たせてもよかったんじゃないだろうかとは思う。
今後はMOP自体が大画面化していくので、社外品も画面の大きさや取り付けの汎用性だけでは勝負できなくなる。アルパインが売れているのがその証拠。
もういっそのことカーナビあきらめてヒートシンクがついたタブレット台付ヘッドユニットとかでも面白いなぁと思ったり。これは私の願望。ビートソニックがそんな製品だしてたような。
とにもかくにも、カーナビはもう少し安くならんかね。