2016年9月29日〜10月4日のフランス旅行の記録。
2日目はパリからeasyjetを使って南のトゥールーズへ。そして、そこからTVGに乗ってカルカソンヌへ行ってきた話です。書いてたら楽しすぎて長文になってしまった。
早朝便で南仏へ
いつの間にか眠りについていた初日の夜。
2日目の朝はスマホのアラームで目覚めました。何とか起きてチェックアウトし、予定通りオルリー空港へ。徒歩10分程で行けるホテルにしてよかった。
朝ごはんはフランスのマックのようなPaul。
日本にも支店があるようです。フランスではいたるところで見かけました。クロワッサンとパンオショコラとコーヒーで朝食。フランスのコーヒーは表記がExpresso。いわゆるエスプレッソのことらしい。
欧州のLCCといえばeasyjet
今回はeasyjetというLCCを利用しました。CAのおじさんがおちゃめでとても好感のもてる航空会社でした。そして、何と言っても安い。2人でパリ〜トゥールーズ間の往復で150ユーロほど。ヨーロッパ間の移動はeasyjetに限りますな。時間帯や日にちによりもっと安い時もありますよ。
座席もeasyjetカラーのオレンジに染められており、楽しげな機体になっています。名前からJetstarと間違えそうになりますね。
トゥールーズで誤算
1時間ほどのフライトの後、トゥールーズの空港に到着。空港から市街へはシャトルバスがあります。どのバス乗ればいいか迷いますが、空港の出口から見て一番手前のバス停で乗れば大丈夫。チケットは近くの建物で買えますし、運転手からも買えるはず。目的地のマタビオ駅まで楽に移動できます。
トゥールーズは「バラの都」というだけあり、レンガ建てや紅い建物が多い。fnacもバラ色です。
朝一だったので沿道ではマルシェもありました。大体30分程でマタビオ駅到着。
しかし、ここで誤算。マタビオ駅〜カルカソンヌ駅の時刻表を調べずに行ったものだから、次の電車まで1時間ちょいの空き時間ができてしまった。こればっかりはどうしようもないので、チケットだけ買って付近を散策。とは言え、付近に何かあるわけでもないのでレンガ建ての建物が並ぶ路地をうろうろしました。落書きだらけ。
城塞都市カルカソンヌ
今回乗るのはTGVです。国鉄ですね。SNCFと書かれた黄色い自動券売機で購入できます。改札がない代わりにチケットのバーコードを読取機にかざして刻印をしてとらう必要があります。相変わらずチケット確認は入場時のみ。誰でも自由に出入りできるホームです。
電車は定刻通りに到着。今回はマルセイユ行の電車に乗ります。マタビオ駅からカルカソンヌ駅は1駅ですが、1時間ほどかかります。
指定席なので自分の席を探します。と、すでに誰か座ってました。チケットを見せて座ることができました。現地の人はNavigoと呼ばれる非接触式ICカードを使ってるので指定席ではないそうな。そういう場合は空いてる席に座っていいらしい。
フランスの田舎の田園や牧場の景色を見ながら約1時間ほどでカルカソンヌ駅到着。
カルカソンヌは、駅舎だけ見れば田舎のちょっと大きい駅といった感じ。カルカソンヌは1泊なので、翌日のチケットも購入しておきました。
シテまでは歩こう
駅からカルカソンヌの城塞都市シテまではそれなりに距離があります。チェックインが17時からなので、荷物をすべて持っている状態でシテまで向かいます。
ネットとかで調べてるとタクシーをおすすめするとありますが、歩いても30分かからないし、ルートも簡単だし、道中も街並みを楽しめるので、私は徒歩をすすめます。というか、歩いて行ったらちょっとした観光案内のおじさんが声かけてきて無料の地図くれて懇切丁寧に徒歩ルートを教えてくれました。おしゃれな地図もありますのでこれ見ても大丈夫です。
いただいた地図を基に進む道は中世のような街並み。と言いつつ、いろんなお店が並んでいるのですが、その景色を見ながら進むのがとても心地よいのです。街の外壁に中世の雰囲気の絵が書いてあったりと楽しめます。
途中には開けた公園と噴水もあります。
何やら素敵な外壁の建物もありますね。
そして、おじさんに教えられたとおりにずんずん進んでいくと、なにやら頼りなさそうな顔したネコ科が水を吐き出しています。
近づいてみてもやはり頼りない。
しかし、この頼りないネコ科を見つけたらシテへの橋は目の前です。そして、橋から見えてくるのがシテ!これですよ、これ!これぞ、カルカソンヌ!
いや、なぜそもそも1泊のみの強行でカルカソンヌへ行こうと思ったかというと、ボードゲームのカルカソンヌなんですよ。ご存じですか?ルールはとてもシンプルで、カードを引いてそれを並べて都市や道等を作っていくゲームなのですが、その都市のモデルがカルカソンヌなのですよ。もう、まさしくカルカソンヌ。実際見てもカルカソンヌ。ボードゲームもカルカソンヌ。もうカルカソンヌだらけ。かさばらなければカルカソンヌでカルカソンヌやりたかった。
という興奮状態はさておきまして、橋を渡り終えるとまた少し趣が変わります。なんだかおしゃれなカフェやレストランが並ぶ通り。
と思ったら、民家が立ち並んだり外壁に中世の絵が描いてあったりと、不思議な通りが続きます。
ここを通り抜ければシテは目の前です。見えてきましたよ。ドキドキ。
カルカソンヌの世界が目の前に
ようやくつきました城塞都市。この中に入るのは無料ですが、最奥にあるコンタル城内及びその周りの城壁に登るのにお金がかかります。
こんな感じの外壁に囲まれているのがシテだそうです。
さぁ、門をくぐっていきましょう。入り口はなんだかハリーポッターの世界のような感じですね。
とりあえず中をぐるぐる散策します。まぁ、中はいわゆる観光地ですね。京都のような怪しげなおみやげ屋さんがたくさんあります。
フランスで初の猫さんにも遭遇!アイスもらってました。
時刻はお昼に近づいてきたので目についたお店でお昼にしました。
オムレツとビールで軽めのお昼。店員がなかなか陽気なやつで楽しく食事出来ました。
腹ごしらえしたところで最重要ポイントであるコンタル城へ向かいます。ひとり8.5ユーロではいれます。
様々な展示物や映像も見れるのですが、やはり城壁を歩きながらシテ内や外の風景を見るのがいいですね。この日はとても日差しが強かったのでなかなか暑かったですが、景色はとても良かった。いや、本当にこれぞカルカソンヌ。これ見れただけで満足。城壁から見えた外の街並みは素敵です。もちろんシテの中も素敵な景色。素晴らしかったなぁ。
その後はシテ内の教会で素敵な歌を聞きました。4人でのアカペラでしたが、声が響いてすごいきれいな歌でした。そりゃあ、そうだ。プロの人だそう。
素敵なホテルと夕食
コンタル城を満喫するとホテルにチェックインできる時間になっていたのでホテルへ向かうことに。ホテルはシテから歩いて10分かからないくらいのところ。道中、やたらと猫と出会った気がします。とても人馴れしていたのでついつい遊んでしまいました。
ホテルは、いかにもホテルというところではなく家族でやっている民家を改造したようなホテル。入り口の扉も呼び鈴押して開けてもらいます。その日チェックイン予定が私達だけだったのか、特に名前を確認することなく迎え入れてくれ、部屋に案内してくれます。なんとか英語でコミュニケーションとれたのは助かった。部屋もダブルベッドひとつにシングルベッド2つというファミリー仕様の部屋。部屋によってはシテを窓から見ることもできるらしい。
チェックインして、少し休憩してからホテルのオーナーに聞いていたシテ内のおすすめのレストランへ夕食をとりに行くことに。そして、もう一つの目的であるライトアップしたシテを見る。
夕食は少しおしゃれなレストラン。私は豚肉のステーキを食べ、相方はカルカソンヌ名物のカスレを食べました。しかし、そのカスレがすごいボリューム。鶏肉やらきのこやらと一緒に大量の豆が煮こまれているのです。味はとてもおいしいのだが、いかんせん量が多すぎる。二人で協力して食べきりました。
ホテルに戻ってからは1日目と同様、いつのまにやら爆睡。そんなこんなで強行カルカソンヌを無事に終えました。
続く。