2016年9月29日〜10月4日のフランス旅行の記録。
3日目はカルカソンヌからパリへ戻り、パリを散策したお話です。
カルカソンヌの朝
やはり疲れは結構あるのか、朝食の時間まで爆睡してました。
朝食の時間に食堂へ行くと、先客がいました。朝食はクロワッサンとハードパンとハム、チーズ、ヨーグルト、コーヒー。ほぼ食べ放題。どれもおいしかった。昨日、部屋を案内してくれたお兄さんとおそらくその母親の方もいらっしゃいました。そのお母さんはフランス語のみなので、いろいろ説明してくれるのですが、わからず。でもこのホテルのオーナー家族はとてもいい人なのですよ。ご飯もとてもおいしかったし。
そして、庭にはシベリアンハスキーのわんこもいます。なでなでさせてもらいました。それがうれしかったのか、ずっとなでろなでろと頭を押し付けてくる。かわいい。
この日は電車の時間もあったため、朝食の後すぐに駅へ向かうことに。特に何も依頼していないのにお兄さんが駅まで乗せてってあげるよ、って言ってくれました。しかも、有料のミネラルウォーターもプレゼントと言ってくれました。せっかくなので甘えて送って行ってもらうことに。すぐに駅まで着きました。とてもいいホテル。次にカルカソンヌ行くときもきっとここに泊まるでしょう。
パリへの帰路はタイトなスケジュール
カルカソンヌ→パリへのルートはかなり厳しいスケジュールを選んでしまいました。カルカソンヌ→トゥールーズの電車の本数が少なく、飛行機の時間とうまく噛み合わなかったのです。そのため、ちょっと無理あるかなと思いはしたものの、トゥールーズへの駅に到着するのがフライト時間の1時間前という電車に乗りました。トゥールーズの駅から空港まではシャトルで30分弱。本当にギリギリでした。シャトルが少しでも渋滞すれば完全にアウトな気がする。念のため、その後の他の飛行機も調べておくことに。
しかし、走りました。駅からバス停までダッシュで走り、空港のバス停から搭乗口へも最短ルートを突っ走る。その結果、間に合いました。というか、結構余裕持って間に合った。セキュリティチェックもスムーズに行けたし。よかった。
フライトも問題なくスムーズに進み、再びパリに戻ってきたのであります。1日ぶりのオルリー空港。きれいな空港です。
マレ地区散策
オルリー空港へ到着し、ホテルにチェックインする前にマレ地区へ寄ることに。メトロのSaint Paul駅から歩いていきます。駅から出るとメリーゴーランド。パリにはいろんなところにありますね。
お目当てはファラフェル。イスラエルの名物料理だそうで、マレ地区にたくさんお店があります。どのお店も長蛇の列。本当にどのお店にも列ができているんですよ。
ファラフェルというのはベジタリアン料理で、ひよこ豆のコロッケ、キャベツやナス、きゅうり、ピクルスなどいろんな野菜をピタパンではさんだもの。ボリュームもあるし、食べ歩きもできるしでマレ地区を歩いている人の半分は食べていた気がします。
提供するのに時間がかかるのか、どうしても列ができてしまうんですね。私達も並んで食べあるきしてみました。野菜だけとはいえ、ボリュームがあるので二人でひとつでもいいくらい。でもパリの若者はひとりひとつ食べてましたね。でもおいしかったなぁ。
マレ地区は小さいけどいろんなお店があるので歩いているだけでも楽しめます。小さな雑貨屋、服屋、食べ物屋があってそれぞれ個性がありますね。大きな公園や聖堂等もあり古き良き風景も楽しめるところです。おしゃれな若者がわんさかいます。
マレ地区を散策した後はいったんホテルへ向かいます。ホテルはSaint Lazare駅近く。便利なとこですな。チェックインして小休憩をとりました。
夕食は庶民の食卓シャルティエ
この日の夕食はすでにレストランを決めていました。その名もシャルティエ。有名なところみたいです。予約を受け付けない庶民派の大衆食堂といったお店なのですが、安い早いうまいだそうです。パリの人たちもやすさに惹かれて長蛇の列を作るという噂。
MANGAは世界共通語
夕食まで少し時間があったのでfnacへ行ってみました。本屋といった感じかと思ってたのですが、ゲームやガジェットも売っていてたまらないスポットでした。
そこで発見したのがMANGAコーナー!そうです、MANGAは世界共通語なのですよ。フランスの若者がわんさか集まってみんな日本の漫画を立ち読みしているんですよ。これってすごいことですよね。
ワンピースもしっかり揃えられております。
もちろん現地の人が書いたコミックも置いてあるのですが、そちらは絵本サイズで劇画調というか、アメコミ調というか。やはり漫画の方が人気でしたね。
夕食はシャルティエ
パリ散策も兼ねてシャルティエまで歩いていきました。パリの街並みはどこも日本とは異なって趣があるなぁと思ってしまう。日本はなんだか近代的に走りすぎてるような気もする。メトロの駅の洞窟感とかたまらないよね!
そして、シャルティエ到着!お店はちょっと奥まったところにあるのですが、お店の前の長蛇の列ですぐにわかります。
日本だったらこんなに列できてたら2時間は待つんじゃないかという気がするくらい並んでいたのですが、お店の人がてきぱきとさばいていき、そして、お店自体が相席前提ということもあり、どんどん列は進んでいきます。お姉さんのさばきがすごいのです。そして、30分もしないうちに案内されました。
相席前提ということで現地の人との交流を楽しめたらと思ったのですが、相席相手は日本人でした。残念なようなホッとしたような。メニューがよくわからずお互いにあーだこーだ言いながら決めました。こういうときは助かる。
席ごとにウェイターが決まっているので担当の人に注文すると、テーブル上のクロス(紙!)に注文内容を書いていきます。なかなか新鮮。
注文はひとりひとつ必ずメインを頼む必要があるので注意!注文するとてきぱきと準備やらしてくれます。準備しながらのウェイターがいろいろ話しかけてきて、日本からきたというとウェイターのいとこが神戸のステーキ屋で働いているという謎情報を入手しました。このウェイター、なかなか面白くてきぱきしていていいやつでした。
前菜はすぐきます。本当にすぐきます。今回頼んだ前菜はパテと野菜のなんたら。忘れちゃった。
そして、メインもすぐきます。そして、そのメインにかならず付いてくるフライドポテトがとんでもない量。私はラムステーキ、相方は牛肉のタルタルを頼んだのですが、そこにはあふれるフライドポテト。
メイン自体もおいしかったのですが、記憶に残るのはフライドポテトの味。上の写真の牛肉のタルタルはフライドポテトないように見えますが、別皿で一皿まるっとフライドポテトがついていますからね!
しかし、後から気づいたのですが、カフェとかでお昼食べようとしてもフライドポテトがついてくるんですよね。パリの人の体はバゲットとフライドポテトでできているといっても過言ではない。
フライドポテトでおなかいっぱいになり、デザートはあきらめ。お会計をお願いしたら、机の上のクロスの上で手で計算し始めた。なんと、手書き。恐るべし。ただし、支払はもちろんクレジットカード可。
シャルティエの料理は早くて安いのは間違いないが、うまいというよりは多いというのが正しいかと思った。味は大衆料理の大味な感じ。でもあの雰囲気楽しむだけでも行く価値ありです。
3日目の締めはフレンチジャズ?
夜はまだ続きますよ。この日の締めは老舗のジャズクラブであるLe Duc des Lombardsでライブを見てきました。本当はフレンチジャズ聞きたかったのですが、この日はドラマーであるアントニオ・サンチェスのリーダーバンドのライブです。パット・メセニーと一緒にやっている方ですね。この方、ドラマーでありながらアカデミー賞をとった「バードマン」の楽曲を手掛けています。すごい方です。
リーダーバンドの楽曲はすべてオリジナルで、曲としては先進的なジャズですね。個人的には古典的なジャズが好きなのでちょっと残念な思いはありますが、ライブ自体は素晴らしいライブでした。ベーシストも土台を支えるだけでなく随所で面白い演奏してくれます。
そして、3日目の夜も相変わらず爆睡するのであった。そろそろ体がパリ時間にあってきたような感じもした。
続く。