竹島水族館~少し変わっていて面白い水族館

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今日は愛知県の少し変わっていて面白い水族館を紹介します。最近は動物園ネタばかりでしたからね。

そこは、愛知県蒲郡市にある竹島水族館。市が運営している公営の水族館です。展示がそれほど多いわけでもなく、迫力満点のショーがあるわけでもないですが、多くの来場者が足を運びます。

私が行ったのは休日でしたが、ひっきりなしに人が来場していて、中は大混雑でした。

そんな竹島水族館を紹介します。

竹島水族館

ここは愛知県蒲郡市。渥美半島に差し掛かる手前の場所です。東名高速の音羽蒲郡ICが最寄りの高速道路ですね。また、蒲郡駅からも徒歩15分くらいと近いです。

  • 住所:愛知県蒲郡市竹島町1-6
  • 営業時間:9時~17時
  • 休み:毎週火曜日
  • 入館料:大人500円、子供200円、小学生未満無料
  • 年間パスポート:大人1250円、小中学生500円
  • 駐車場:無料駐車場250台

歴史は古く、昭和31年に開館したそうです。そのため、外観は非常に古めかしく、探偵ナイトスクープ的に言うと、「パラダイス」的な見た目です。

一時期、入館者数が落ち込み廃館も検討されたそうですが、2011年のリニューアルをきっかけに規模の小ささをウリにした運営に変えたことによりV字回復していったそうです。

市営ということもあり、入館料も500円と安く、年間パスポートも1250円と格安です。3回行けばもとはとれますね。

駐車場も砂利ですが、十分の台数を準備していますので車で行っても駐車場の心配はありません。

そんな竹島水族館の魅力をご紹介します。

展示生物

常時500種類4500匹の生物を展示しているそうです。

展示エリア

他の水族館であれば、エリア毎にジャンル分けされており、それらを順番に見ていくと思いますが、竹島水族館にはひとつの展示エリアしかありません。一応順番に見ていくような感じでみなさん見て行かれますが、その列をすっ飛ばして先に進んでしまうのもありです。

中央には座るスペースもあるので、そこでゆっくりすることも可能です。まぁ、人がたくさんいるのでゆっくりはできませんが。

この日もとてつもない人が押し寄せており、なかなか見たい生物をじっくり見ることができませんでした。

竹島水族館の魅力

それほどまでに人が訪れる竹島水族館ですが、その魅力は何でしょうか。

おもしろ解説

まずは各生物の解説が面白いですよね。時々、お寒い内容もありはしますが、各生物毎に飼育員さんが一生懸命考えられているのが伝わってきます。どうやら、日本一解説が読まれている水族館だとか。どうやって調べるか知りませんが(笑)

その魅力の解説がこちら。

履歴書ならぬ魚歴書(ぎょれきしょ)という形で解説がされています。どんな内容が書いてあるかというと、その魚の特徴をおもしろおかしく紹介しているのです。

住所が書いてあったり、職歴欄には単身赴任とあったり。

写真、というか絵もなかなか絵心があっていいでしょ。

資格の欄にはその魚の特徴に合わせた○○大会優勝や○○何級というのをよく見かけました(笑)ふざけてはいますが、一応魚の特徴に合わせているそうです。

その他にもその魚の特徴を、こちらはしっかりとイラストを交えて解説しています。とは言え、キャッチコピーは狙っている感がバリバリですが。

何かをぱくったようなのもよく見かけます・・・。

でもちゃんと魚の特徴を解説しているんですよ。みんなが見てくれる工夫をしているということですね。

この口が長いヘラヤガラさんには・・・・

こんな解説がついています。

ちなみに、通常の解説もありますよ。おそらくリニューアル前からあるやつなんでしょうね。

おもしろ展示方法

他の水族館と違うのは解説だけでなく、展示の仕方も工夫されています。

まずはマンション風。狭いところが好きな魚が集まっているらしく、すべてではないですが、きっちり間におさまっている魚が何匹もいました。

そして、ちょっと見えづらいですがウツボには壺です。ひとつの壺にこれだけのウツボが集まっています。意外と温厚な性格だそうです。

一応、こんな普通の展示の仕方をしている場所もあります。

多種多様な生物

私はそこまで魚について詳しくないので、どの魚が深海生物だ、とか淡水魚だ、とかはわかりませんが、いろいろな魚がいました。深海生物は日本一の多さ(竹島水族館調べ)だそうです。また、竹島水族館にしかいない生物もいるそうです。

そんな魚達をご紹介。

まずは竹島水族館のシンボルとも言うべきオオグソクムシ。一時期ダイオウグソクムシが流行りましたが、こちらは普通のオオグソクムシです。2013年に日本で初めてオオグソクムシの卵の孵化にも成功したそうです。

そして、なぜか親近感のあるカブトガニ。子供のころにカブトエビを飼育した人も多いのでは。

忘れちゃいけない、水族館にカピバラ。なぜここにという感じ。職員の発案だそうです。

このような展示の仕方をされているカピバラはなかなかいませんよね。

大きなタカアシガニ。でっかいですねー。

くらげさん。入り口すぐにいらっしゃいます。

チンアナゴみたいな小さいのもいるのです。

エイもいました。裏側から見ると何かの顔みたいですね。

あとは名前も知らない魚たち。

こんなのとか。

なまずっぽいのもいました。笑ってるみたい。

家で飼っている水槽のようなやつも。

ショーもあるよ

水族館といえばショーですよね。ここ竹島水族館でもアシカショーは開催されます。それほど大きくはないですが、しっかりショースペースもあります。

そして、おそらく日本では竹島水族館だけでしかやっていないであろうカピバラショー。私は見ることができませんでしたが、お手とかできるそうです。

私は食事の時間を見ることができましたが、その際に二本足で立っていました。ちなみにこの子は那須どうぶつ王国産まれだそうです。

その後はおいしそうに草をもしゃもしゃ食べていました。

タッチプール

いくつかの深海生物やタカアシガニを直接触ることができます。

何と言ってもオオグソクムシ。でっかいダンゴムシみたいでした。水から出しては駄目ですよ。

オオグソクムシの顔を正面から見てみたら、なんか既視感が・・・そう、50系のプリウスだ!そっくりじゃねぇか。

それから、タカアシガニ。甲羅は硬いですねー。これは水族館プロデューサーの中村元さんの発案だそうです。

一風変わったお土産

水族館のお土産といえばかわいいぬいぐるみや魚の形したクッキーとかを想像しますが、ここのお土産は少々変わっています。

超グソクムシ煎餅と超ウツボサブレ。

どちらも本当にウツボとグソクムシが入っているのです。

私も甥っ子のために超グソクムシ煎餅を買って帰りました。

なかなかインパクトあるパッケージですね。私自身は食べていないのですが、甥っ子いわく、普通の塩味の煎餅だったそうです。

まとめ

FacebookやTwitter等で人気が上昇した竹島水族館。

他の水族館とは違って解説や展示の仕方など、職員の方の工夫が随所に見られた非常に温かみのある水族館でした。規模は小さいですが、見どころ満載でした。

他の水族館って入場料1500円とかとられてどこも同じような展示だったりしますよね。ここは入場料も安く、一風変わった展示や解説も楽しめるのでお得ですよ。

少し変わったスポットを探しているあなた、ぜひ訪れてはいかがでしょうか。

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