一人暮らしで自炊派な私です。
調理家電大好きです。一度買って使わなくなったもの、一定時期使ってその後使わなくなるものも多々あります。
さて、今回の調理家電はAnova Precision Cookerという温度制御を行う機器でございます。最近話題の低温調理というものが簡単にできてしまう機器です。
Anova Precision Cooker
機器自体はスティック状のもので、それを水の中に入れると水温を一定に制御してくれます。その一定温度の水(湯)に肉や魚等をいれておくことにより、素材を一定温度かつ均一に火入れができるというものです。
肉等に含まれる成分は一定の温度を超えると凝固してしまい、それが肉が固くなる原因にもなっています。そのため、凝固しない温度で熱をいれることにより肉が柔らかいまま調理ができるということですね。
機器自体は水に入れて温度を設定してスタートを押し、指定温度になったら素材をいれて再度スタートを押すだけの簡単操作です。
製品によってはBluetoothやWi-Fi連動でスマホから機器を操作できるモデルもありますが、正直必要ないかなと思っています。私が買ったものもBluetoothついていますが、一回も使ったことありません。
どこで買えるのか
本製品は日本では販売されていないため、並行輸入品を購入するかアメリカAmazonから個人輸入するかの方法があります。
日本で販売されている並行輸入品を購入すると大体18000円くらいでしょうか。
アメリカAmazonから輸入すると本体が100ドル前後で送料等で25ドルなので、総額125ドル前後で購入できそうです。
私が購入したときの明細はこちら。送料は一番安い配送方法での金額です。送料+関税で+25ドルくらいかかるのでその金額と為替をにらめっこしながら個人輸入するか、並行輸入品を購入するか検討すればいいと思います。
ちなみに、一番安い配送方法を選択しましたが、大体10日ほどで届きました。
到着
佐川急便で到着しました。
外箱をダンボールに包まれて届きました。アメリカからでしたが、特に外装の凹みとかは無し。
早速開けてみます。
本体と取付アタッチメントの2つの部品がはいっています。
液晶部にはフィルムがはってありますのではがしちゃいましょう。と言いつつ、私は剥がし忘れて今も貼り付けたままですが・・・。
ちなみに、コンセントはアース付きの3ピンタイプなので変換コネクタなどを準備しておいてくださいね。
初期設定
初期設定というほどでもないですが、電源を入れてみるとあれ?って思うことがあるでしょう。
温度表示なのにすでに78℃!?
※ちなみに、上の大きい数字が現在温度で下の小さい数字が設定温度です。
いえいえ、これは初期が華氏表示なので摂氏表示に変えてやらなければいけません。ちなみに華氏78度は摂氏26度くらいですね。
変え方は設定温度の下の赤くなっている再生を長押しすると「C」と表示されて摂氏表示に変わります。もう一度長押しすると「F」表示になり華氏表示に変わります。
使ってみよう
早速使ってみましょう。今回ははじめてなのでステーキにチャレンジです。
肉の下ごしらえ
今回は近所のスーパーで買った特売のオージービーフステーキです!厚さも3cmほどあります。これで980円。
低温調理したものとの比較をするため、そのまま焼く用に切り離します。小さいほうがそのまま焼く用です。
味付けのため、ハーブ塩を全体にまぶします。
そして、にんにくとともにジップロック的ないれものに。そのまま30分ほど寝かしました。
Anova Precision Cookerの準備
Anovaの準備をしましょう。
深鍋にAnova取付用のアタッチメントを取り付けます。ダイヤルを回せば鍋が挟み込まれる仕様ですね。
そこにAnova本体を取り付けます。ダイヤルの上のツマミを回して本体を締め付けて固定します。
Anova本体に「MIN」と「MAX」表示がありますので、その間に水位がくるように水をいれていきます。
水をいれたら温度を設定します。青く光っているダイヤルをグリグリ回していくと温度が増減します。0.1度単位で設定できるのがうれしいですね。
今回は60度で設定します。26度→60度ですね。
設定したら設定温度の下の赤い再生マークをタッチすると、赤表示が白表示に変わり温めスタートです。結構な音がして水流もおきていますね。
がんばって温めています。大体40~50分で60度まで温まりました。
低温調理スタート
60度まで温まったら一旦Anovaは停止します。
そこでジップロックにいれた肉をいれるわけですが、肉は真空パックしましょう。真空パックというと難しそうに思いますが、水圧を利用して真空パックに近い状態にできます。他にもストローで吸う等もありますね。
参考
食べ物を真空状態にするための方法は幾つかあります♪ごきげんな食卓
そして、いよいよ肉投入!!ここで再度赤い再生マークをタッチすると低温調理がスタートし、60度を保ち続けてくれます(以下の写真はすでに赤いマークをタッチした状態)。冷たい肉をいれるので若干温度が下がりますね。
本体でタイマー機能もありますが、いつもキッチンタイマー使っています。今回は2時間放置です。その間に付け合せとか作っておきましょうね。
お肉が温まり始めました。
低温調理終了
2時間経過しました。お肉はどうなったでしょう。
おぉ、火が通った感じはしますが、あまりおいしそうではない。他の方のブログでも低温調理直後はおいしそうじゃないという記事をみかけますね(笑)
せっかくなので表面だけ焼いておいしそうにしましょう。バーナーとか使うといいんでしょうが、私は持っていないので普通に焼きます。
両面焼きましょうね。
焼き目をつけたら切り分けて断面を楽しみます。いい感じにレア具合です。
実食
すでに味付けしていますが、わさび醤油をつけてみました。
うん、うまい。というか柔らかい。そのまま焼いたものもありますが、違いがわかるくらい違っていました。
そのまま焼いてもおいしく食べれましたが、低温調理をすると一皮むける感じですね。
まとめ
このAnovaですが、とても便利ですよ。基本は放置しておくだけで調理できますので、でかける前にセットしておいて帰ってきたら焼くだけでご飯ができます。
この後、ブリの煮付けも作ってみましたが、ふわふわな煮魚ができます。肉のときより感動が大きかったです。
是非、みなさんチャレンジしてみましょう!