先日より記事にしている富士フイルム X-T20のレンタルレビューの最終記事です。
今回は手持ちのα55と比較してみたいと思います。天王寺動物園にて、X-T20で一通り撮影した後にα55で撮影しましたので、その写真をみてみたいと思います。
以前までの記事はこちら。
使用機材
まずは使用機材のご紹介。今回比較するのは所有しているα55+Tamron18-270mmとレンタルしたX-20+XF55-200mmです。
α55+Tamron18-270mm
レンズを1本にまとめたいという思いから購入した高倍率ズームレンズ。旅行はこれでまかなっていましたが、最近は出番があまりありません。
X-T20+XF55-200mm
レンタルしたうちの望遠レンズ。Xマウントとしてはこれよりも遠くを撮れるXC50-230mmとXF100-400mmがあります。望遠側としてなら400mmほしいですが、いかんせん高い。ちょっと手が出ない。
写真で比較
重要なのは画質です。いかほどのものが撮れるのか。後から気づいたけど、あまり同じ動物を撮っていなかったため、直接比較できるものは少ないですが、順番に見てみたいと思います。
そもそもカメラの設定がまずいんじゃないか、というのもいくつかありますが、同じ人物が設定しているということでご容赦ください。
以下の写真は、特にコメントがないものはすべて1枚目がα55で2枚目がX-T20です。
まずはハイエナ。同じような構図で撮れました。
これは違いがあきらかです。α55の方がわざと下手に撮っているんじゃないかと思うくらい差がありますね。X-T20の方がコントラストもはっきりしていますし、ディテールも細かく見えます。α55の方は全体的に色彩感が薄く、のっぺりしている感じ。
続いて、お花です。構図は全然違いますが、一応同じ花を撮影しています。
やはりα55の方が全体的に色彩が乏しい。X-T20の方が派手な色と言われればそれまでですが、個人的に富士フイルムの色は好きですね。
続いて、鳥です。
同じ鳥を撮っていたと思いましたが、もう別の個体なんじゃないかと思えてきた。α55ももう少し絞れば色が濃くなるのかな。ここらへんの設定はよくまだ理解していません。解像感もボケ具合も全然違いますね。
続いて遠くの動物部門です。α55ではライオンをX-T20では笑っているやつです。
これもシャープさが全然違いますね。α55は平ぺったい絵になっています。X-T20は立体感がありますよね。
続いて、動物がいる風景部門です。
うん、富士フイルムは色がいいですよね。これにつきる。もちろん解像感もありますし。α55は安いコンデジで撮ったように見えてしまう。
続きまして、顔アップの動物部門です。
こればっかりは被写体までの距離が全然違うため、ちょっと比較するのが失礼ですかね。シロクマのボケ具合がたまらんとです。
最後は通天閣の写真です。
X-T20で撮ったときのほうが天気がよかったんですよ。それも大きいですね。これは比較するのが申し訳ないかもな感じです。
まとめ
同じ構図がなかなかなく、単純に比較できないものが多いですが、すべてにおいてX-T20のほうがいいなと思いました。
α55+Tamron18-270mmの写真は、他のもそうなんですが、全体的にのっぺりとして薄い絵しか撮れない印象です。ただし、晴天等の条件があえばしっかりいい絵が撮れるんですけどね。時と場所を選びますね。
富士フイルムはやはり色彩がいいです。派手目な写りではありますが、よく記憶色とは言われますね。やはり後から見たときの気分が良いですよね。
うーん、どんどん迷ってきた。
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