ここ1ヶ月、右肘に痛みを感じていました。
特に何かがあったわけでもありませんが、壁にぶつけた記憶があったため、その痛みかなぁと漠然に思っていました。しかし、どうにも痛みがひかないし、どんどん痛みが増していっているように感じていました。
そのため、病院に行ったところ、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)であるとの診断でした。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とは
安静時には痛みがあまりないのですが、物を持ったりひねったりする動作を行うと肘の外側に痛みが発生します。日本整形外科学会のHPで詳しく説明されています。
筋肉が衰えてきた中年のテニス好きの方に多いためテニス肘と呼ばれているそうです。しかし、テニスという名前がついていますが、必ずしもテニスをやっている人だけが陥るものではなく、最近はデスクワークが多い社会人の患者が多いそうです。
手首であったり指を動かす際の筋肉が肘の外側に集約されているそうで、キーボードやマウス操作を過剰に行うと必然的にそこの筋肉を酷使することになり痛みがでるということです。
やっかいなのが一度発症するとなかなか治らないということ。社会人ともなるとPCを使わない日なんてありませんよね。私も一日の仕事の9割はPCを使った作業を行っています。そのため、安静にする時間が極端に少なくなってしまいます。そうなると、治りにくくなるという悪循環です。
診断方法
私は病院へ行きました。診察室に入った瞬間に痛い場所を当てられました。最近多いそうです。
ちなみに、診断する方法は簡単で、イスを持ち上げる方法で家でも診断できます。手の甲を上にしてイスの背もたれ部分を持ち上げたときに肘の外側からそれより前側に痛みを感じればテニス肘の疑いです。続いて、手のひら側を上にして持ち上げた時に痛みを感じなければほぼテニス肘と思っていいいそうです。
治療方法
今回、私がかかった病院ではまず痛み止めで様子をみましょうとのことでした。毎日3食後にロキソニンを飲んでいます。
それでも改善が見られない場合は注射療法となります。ステロイド注射を肘に打つそうです。できればやらない方がいいとは言われていますが、今のところロキソニンでの改善は見られないので注射になりそうな予感。
予防方法
社会人の方にPCを使うなというのは難しいと思いますので、少しでも和らげる方法を教えてもらいました。
キーボードやマウス操作のときの何が痛みを誘発するかというと、手の甲を上にして手首を上に曲げる行為です。そのため、手首を曲げなくてもいいようにすればいいのです。
例えば、キーボード用のリストレストやリストレスト付きのマウスパッドを使うなどです。そうすると、たしかに肘への負荷が下がっているように感じます。(私はタオルを腕の下に置いています)
また、マウス操作を両手で行えるようにして、交互にマウス操作することにより、負荷を左右に振り分けることができます。
とにかく肘への負荷を軽減することにより予防ができます。
まとめ
病院でテニス肘と言われたときはびっくりしましたが、今は社会人の患者も増えているとのことで、理由を聞いて納得しました。特に私は会社でも9割PCを使って、家でもPCを結構使っています。
一度発症するとなかなか治らず、また一度治っても再発することが結構あるそうです。
少しの気遣いで予防できることなので、まだ痛みがない社会人の方にも是非予防策を講じていただきたいです。結構つらいです。