2018年3月1日より販売開始したFUJIFILMの新フラッグシップ機であるX-H1。
その発売を記念して、6都市を巡るXキャラバンが開催されました。
名古屋飛ばしとして名高い我が都市も、うれしいことに会場になっておりまして、3月17日に開催されました。
入場無料で参加できますので、私も愛機X-E2片手に参加してきました。
Xキャラバン
従来「富士フイルムXユーザーサポートキャラバン」として開催されていたイベントが「Xキャラバン」という名称でリニューアルされたそうです。
今回は6都市を巡るX-H1の販促行脚ということですね。各開催会場は以下の通り。
- 大阪:2018年3月10日(土)
- 名古屋:2018年3月17日(土)
- 福岡:2018年3月24日(土)
- 札幌:2018年3月31日(土)
- 仙台:2018年4月7日(土)
- 広島:2018年4月14日(土)
各会場とも11時~17時半の開催となっており、イベント内容は写真家ワークショップ、開発者ワークショップ、クイックメンテナンスと、中身が一部異なりますが、基本は全会場で同一となっております。
事前来場登録して記念品をもらおう
WEBサイトで事前来場登録を行うと記念品がもらえます。
もらえる記念品は「FUJIFILM X」のロゴ入りフリクションボールペンでした。フリクションは仕事でもバリバリと使うのでうれしいですね。
登録はこちらからできまして、登録後に表示されるQRコードを会場受付で読み取る形となります。
登録後に表示される画面のスクリーンショットを撮っておくと楽ちんです。
クイックメンテナンスは事前予約が必要
通常有料のクイックメンテナンスが無料でやっていただけます。
ただし、事前予約制となり、電話でのみ受け付けております。当日も空きがあれば対応いただけるようです。
私は事前予約に間に合わず、当日行きまして何とか滑り込みでやっていただけることになりました。よかたよかた。
名古屋会場に行ってきました
今回参加したXキャラバン@名古屋は名古屋コンベンションホールで行われました。
あおなみ線のささしまライブ駅から歩行者デッキを通って雨にも濡れず行くことはできますが、わざわざあおなみ線に乗らなくても名駅から歩いて行くことができます。最近オープンしたグローバルゲートの近くにあるビルの3階ですね。
名古屋会場のイベント
名古屋では以下のイベントが行われました。それぞれ1時間ほどの枠でしたが、かなり勉強になる内容でした。
- 横山崇氏「始めてみよう!RAW現像の基本」
- 萩原史郎氏「風景写真実践テクニック(撮影~現像までこれでカンペキ!)」
- 開発者ワークショップ(X-H1のご紹介)
それ以外にも、GFX/Xシリーズ作品ギャラリー、Xユーザー写真展、GFX/Xシリーズ製品タッチ&トライ等、1日中FUJIFILMの世界に浸れます。
横山崇氏「始めてみよう!RAW現像の基本」
RAWって何?というところから説明していただけました。FUJIFILMのJPEGは撮って出しでも十分綺麗というところで選んでいる方もいるとは思いますが、イメージ通りいくとは限らないので、RAWで撮っておくこともおすすめしますとのことでした。
前半がカメラの画像処理エンジンを使用してRAW現像する「X RAW STUDIO」の簡単な紹介で、後半は「RAW FILE CONVERTER EX 2.0 powered by SILKYPIX」を使用したRAW現像の実践というワークショップでした。
私も最近RAW現像を始めたので勉強になる1時間でした。というか、こういう製品ってあったのですね。RAW現像ってLightroomとかの有料製品しかないと思っていた・・・。
今まで何となくテキトーにやっていましたが、もう少し主題を明確にして着地点を決めてから作業に取り掛かろうと思います。
萩原史郎氏「風景写真実践テクニック(撮影~現像までこれでカンペキ!)」
こちらも風景写真におけるRAW現像テクニックが大変勉強になりました。ここで強く言われていたのが、いくら補正ができるとはいえ、自然を写した写真を不自然にしすぎないこと。自然はやはり自然なのが一番ということでした。
前半はX-H1の製品紹介と作例、どういう狙いで撮影した写真かという話で、後半がRAW現像テクニックの実践でした。
RAW現像テクニックとしては、PhotoshopのプラグインであるCamera RAWを使用した現像テクニックの紹介でした。特に勉強になったのは段階フィルターと補正ブラシの使い方ですね。今までは色や明るさの調整ぐらいでしか使用していませんでしたが、スポット的、部分的な補正ができるということで、今すぐに使えそうなテクニックでした。
開発者ワークショップ
X-H1の営業企画担当、開発代表者、設計者2名の計4名でのワークショップでした。
X-H1のウリである、手ブレ補正や改善されたAF、剛性高いボディ等の開発秘話やどのような技術を用いて開発したのかというお話が聞けました。特にAFの話は結構技術的な話が強く、とても面白く聞くことができました。
また、レンズ開発者の方もいらっしゃって、手ブレ補正をいれていないレンズについて、どういう狙いでレンズ内手ブレ補正をいれれなかったのか、といったお話を聞くことができました。
開発者の方の生の声を聞けるというのはユーザーにはうれしいことですね。
クイックメンテナンス
事前予約できなかった私は当日駆け込みで空き待ちでした。
ちょうどよく空きができたようで、11時半くらいから作業していただけることになりました。ボディ、レンズとも1つまで作業していただけるようです。
私の愛機X-E2&XF35mm F1.4もすっかりきれいになりました。機能としては問題はなく、少しセンサーにホコリがついていたようで、それを除去したとのことでした。
X-E2は1世代前の機種ですが、私としては十分満足な写りなのでまだまだ現役でがんばってもらいますよ!
抽選会
受付で番号付きのリストバンドをもらえます。
その番号で抽選会が行われました。当たるのは・・・なんとX-H1&XF16-55mm!!・・・の1ヶ月モニター権利ということです。
1ヶ月限定のモニターではありますが、総額35万円くらいの製品を1ヶ月無料で使えるというのはうれしいですね。
抽選会まで残っていた人はぱっと見た感じ50人くらいでしたので、かなり当たる確率は高そうです。
その他
タッチ&トライコーナーには多くのX-H1が置いてあり、待ち時間も必要なくじっくり試すことができます。(もちろん待っている人がいれば常識的な時間でのトライですが)
特にワークショップの間は人が全然いないので、心ゆくまで試すことができますよ。
いろんなレンズがついているのが置いてあるし、ハイスピード動画やマクロ撮影も楽しめるコーナーもあります。
X-H1以外にも全レンズ、テレコンが置いてあり、50-140に2倍テレコンつけたものを試すこともできました。X-H1ならAF]の進化により100-400mmに2倍テレコンをつけた望遠端でも開放ならAF作動するということですので、テレコンにも注目が集まりそうです。
後は、X-H1を分解したものもありました。これはCP+とかでも置いてあったやつかな。
まとめ
X-H1を初めて触りましたが、これは欲しい・・・。シャッターの感触が良いですね。
グリップも厚くて持ちやすく、XF100-400mmをつけても安定して持てそうです。画質はX-T2と同じセンサーなので問題ないでしょうし、これに手ブレ補正がつくのですから歩留まりもよくなりそうです。
ワークショップも、私のような初心者にはとても勉強になる話ばかりでした。開発者ワークショップも開発秘話が聞けたりととてもおもしろかったです。
あわよくば1ヶ月X-H1を試せる権利も当たるので、FUJIFILM好きなら参加して満足間違いなしですよ。