今年の2月に日本参入した中国のスマホメーカーOPPOから、新製品であるR15 ProとR15 Neoが発表されました。
高機能版と廉価版の同時発表となりましたが、高機能版であるProは、おそらく初であろうデュアルSIMとFelicaの両方に対応しているのです。
デュアルSIM&Felicaというだけで買いと考えてしまっていますが、実際のところはどうなのかもう少し調べてみようと思います。
8月22日追記:発売日、価格が発表になりましたので、情報を追記しました
9月17日追記:ヨドバシカメラ梅田で実機を触ってきました
9月22日追記:HuaweiのMate20もDSDV+おサイフケータイとの噂を発見
私のスマホ事情
R15のご紹介の前に今の私のスマホ事情をご紹介します。
私が使用しているスマホはHUAWEI P10です。liteでもないPlusでもないノーマルのP10です。香港版を輸入しました。このP10にSIMカードを2枚挿入して使用しています。
現在のSIM構成はDocomo FOMA SIM+LINEモバイルのデータSIMです。FOMA SIMは通話だけ使用できるプランで、月々サポートで基本使用料が相殺されるほぼ0円でメインの番号を維持できる契約です。これが2019年5月までほぼ0円状態が続きます。LINEモバイルは3GBのデータプランです。LINEやらFacebookやらのSNSがカウントフリーで使えるSIMですね。
私の要望
基本的には今の状態で満足しているのですが、唯一気がかりなのはおサイフケータイが使えないこと。
以前はXperia Z3 Compactを使用しており、おサイフケータイをバンバン使用していました。SuicaからnanacoにiDにQuickpayと、どれかに統一しろよというくらいのレベルでおサイフケータイ依存でした。
しかし、キャリアスマホに欲しいスマホが無く、泣く泣くおサイフケータイを諦めてP10を購入したのです。しかし、やはりSuicaやnanacoを別カードで持つのは面倒くさく、できればおサイフケータイが欲しいと今でも思っています。
しかし、FOMA SIMは維持しつつスマホ1台におさえておサイフケータイも欲しいとなると、それを実現してくれるスマホは無いのが現状です。
そんなところに登場したのがOPPO R15 Proなのです!
OPPO R15 Pro
中国のスマホメーカーであるOPPOが日本向けに発表した第2弾のスマホであるR15。
OPPOと言えば世界でのスマホ販売台数でトップ5に入るほどのメーカーです。今まで日本で販売されていないのが不思議なくらいです。そんなOPPOは2018年2月にようやくR11sで日本市場に参入してきました。
そんなOPPOが満を持して日本向けにローカライズして発表するスマホがR15 Proです。高機能版のR15 Proと廉価版のR15 Neoを同時に発表しましたが、今回取り上げるのはFelicaに対応した高機能版のR15 Proとなります。
OPPO R15 Pro 【国内正規品】6.28インチ/SIMフリースマートフォン/パープル(6GB/128GB/3,430mAh/Felica/IPX7搭載) 875215
スペック
私の手持ちのHuawei P10と比較してみましょう。一応P10は日本仕様で比較してあります。
機種 | OPPO R15 Pro | Huawei P10 |
OS | ColorOS 5.1 (Android 8.1ベース) |
Android 7.0 |
プロセッサ | Snapdragon 660 | Kirin 960 |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
外部メモリ | microSDXC(最大256GB) | microSDXC(最大256GB) |
ディスプレイ(解像度) | 約6.28インチ(1080×2280) | 約5.1インチ(1920×1080) |
バッテリー容量 | 3430mAh | 3200mAh |
カメラ | 背面:約1600万画素+約2000万画素 前面:約2000万画素 |
背面:約1200万画素*約2000万画素 前面:約800万画素 |
対応SIM | SIM1:nanoSIM SIM2:nanoSIM ※SIM2はmicroSDスロットも兼ねる |
SIM1:nanoSIM SIM2:nanoSIM ※SIM2はmicroSDスロットも兼ねる |
デュアルSIM仕様 | DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE) | DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ) |
対応バンド | FDD-LTE:Band 1、2、3、4、5、7、8、18、19、20、26、28 TD-LTE:Band 38、39、40、41 W-CDMA:Band 1、2、4、5、6、8、19 |
FDD-LTE:Band 1、2、3、4、5、7、8、9、12、17、19、20、25、26、28、29 TD-LTE:Band 38、39、40、41 W-CDMA:Band 1、2、4、5、6、8、19 |
防水 | IPX7準拠 | 非対応 |
おサイフケータイ | 対応 | 非対応 |
サイズ | 約75.2(幅)×156.5(高さ)×8.0(奥行き)mm | 約69.3(幅)×145.3(高さ)×6.98(奥行き)mm |
重量 | 約180g | 約145g |
私の注目ポイント
紹介記事はいろんなところでアップされていますので私の注目ポイントをご紹介します。
おサイフケータイ対応&デュアルSIM対応!
中国メーカーのSIMフリー端末では初のおサイフケータイ(Felica)対応機種ではないでしょうか。
おサイフケータイというと今まではキャリア端末がほとんどでした。Huaweiもドコモ版のP20 Proではおサイフケータイに対応していますが、SIMフリー版のMate10 ProやP20では対応していません。SIMフリーでのおサイフケータイ対応というと、SHARPや富士通、ソニーといった日本メーカーが主流です。海外メーカーで言えば唯一HTCがFelica搭載端末を発表しています。
そして、おサイフケータイと合わせてデュアルSIMにも対応しています。おサイフケータイ&デュアルSIM対応端末は初めてのスマホです。
私のFOMA SIMとデータSIMを使いながらおサイフケータイも使える理想の仕様です。
ハイスペック過ぎないSoC
最近の最新端末はやたらとハイスペックですよね。なんでもSnapdragon8XXシリーズのSoCをのっけてきます。正直、日常的にそんなに負荷のかからないことしかスマホでやらないのでそんなハイスペックはいりません。
その点、R15 Proは高機能版でありながらSnapdragon660というミドルハイのSoCを搭載しています。これはOPPOの日本第1弾スマホR11sと同じSoCを使用しています。
SoCもハイスペックではなく、前機と同程度と考えれば値段もそれほど跳ね上がることはないのかなと思います。
ちなみに、Snapdragon660はAnTuTuスコアは13万点台です。私が使用しているHuawei P10のKirin960は18万点台ということで、P10からパフォーマンスダウンしてしまいますが、そこは6GBのメモリでカバーできるのではと考えています。
SDカードスロットとSIMスロットが排他でない(←すみません、排他仕様でした)
デュアルSIM端末のほとんどが2枚めのSIMスロットとmicroSDカードスロットを排他仕様にしています。
SIMカードを2枚入れているとmicroSDカードを使用できないし、microSDカードを使用しているとSIMカードを1枚しか入れれない。このジレンマが起こるのです。
その点、R15 ProはSIM2枚いれながらmicroSDカードも使用できます。実際そこまで必要かと言われると微妙なところですが、使えるにこしたことはないですよね。
排他でないのはR15 Neoのみでした。R15 Proは排他仕様となります。申し訳ありません。(8月29日追記)
憧れの狭ベゼルディスプレイ(ただし、ノッチはある)
ええ、やはり流行りの狭ベゼルな全面ディスプレイには憧れますよ。
買った当時はP10でも十分だったんですけど、今となってはちょっとやぼったいデザインですよね。人間の感覚とは不思議なものですね。
とは言え、OPPOと言えば完全に全面ディスプレイのFIND Xを発売している中、ノッチ有りというのは少々残念ではあります。
残念なところ
基本的には良いところしかないと感じているR15 Proですが、個人的に少々残念な点もあります。
型落ち感が否めない
8月14日発表されたR15 Proですが、それの数日前にOPPOはR17、R17 Proを発表しています。
カメラやSoCも進化しそうですし、R11→R15以上の進化がありそうです。また、ノッチもかなり小さくなっており全面ディスプレイ感が増しています。
そして、OPPOと言えば、中国では完全にノッチがない全面ディスプレイのFIND Xを発売しています。一度触ったことありますが、これは本当に未来感があるスマホでした。
そのような状況で日本市場向けに発表されたR15は中国では2018年3月に発売された端末となり、すでに上記のような後継機が発表されている中では型落ち感が否めないですよね。
充電ポートがmicro USB
最近のスマホはすべてUSB Type-Cとなりますが、R15 Proはmicro USB端子を採用しています。
これは少々残念です。Huawei P10がType-Cだったので、ケーブルもType-Cをいろいろと購入しいたので使えないのは残念です。
とは言え、付属の充電器を使うと5分間の充電で2時間通話できるVOOC FLASH CHARGEが利用できるメリットもあります。
発売は9月21日!(8/22追記)
追加情報が発表されました!
発売は9月21日で、Amazon、ビックカメラグループ、ノジマ、ヨドバシカメラにて販売するそうです。
市場想定価格の税別69880円というのは決して安い価格ではないですね。ただ、Huawei P20が税抜69800円ということで、ほぼ同じ値段です。P20はKirin970というスナドラ835並の性能を持つSoCを搭載していることを考えると、ちょっと高いかなという気もします。
とは言え、R15 Proのスナドラ660もミドルハイクラスですし、RAM6GBはP20より上ですし、何よりおサイフケータイにも対応しているのは十分買う価値はあると思います。
ちなみに、P20が発売開始から2ヶ月経過した今、Amazonで65000円ほどで買えることを考えると、R15 Proも年末には60000円ほどで買えるんじゃないかなとか考えています。
各販売店でも予約が始まってますよ!
OPPO R15 Pro 【国内正規品】6.28インチ/SIMフリースマートフォン/パープル(6GB/128GB/3,430mAh/Felica/IPX7搭載) 875215
店舗で見てきました(9月17日追記)
梅田のヨドバシカメラに実機が展示してあったので少し触ってきました。
大きさとしては、やはりちょっと大きいかなと思いました。もともとXperia Z3 Compactを使っていたのもあり、小さいスマホが好きなんですよ。6インチ越えはやはり大きい。
ただ、持った感じとしてはそれほど持ちにくさを感じないし、Huawei P10との35gの重量差もそれほど感じませんでした。
カメラも、店内で試し撮りした感じではとてもきれいに撮れていました。きっとHuawei P20 Proとかと比較するとダメなところはあるんだろうけど、記録用の写真やブログ用としては十分な画質ですね。
欲しいという思いはどんどん高まっていきますが、あとは値段かなぁ。
HuaweiのMate20もDSDV+おサイフケータイ対応!?(9月22日追記)
2018年10月16日に発表を控えているHuaweiのMate20もDSDVとおサイフケータイに対応しているのではという噂があります。
参考
HUAWEI Mate 20、日本版はFelica対応。デュアルSIMのSIMフリー版としてリリースDream Seed
Huaweiといえば、P20 Proがドコモから販売されていることもあり、キャリア版のおサイフケータイへの対応ならありえると思うのですが、記事を見てみるとSIMフリー機も対応しているという内容になっています。もしこれが本当だとすれば、こちらが大本命になりそう。P10使っていてHuaweiの良さはわかっているので。
OPPOのR15 Proを買う方向で考えていたけど、この噂を目にしてからは少し思いとどまっています。カメラ性能に期待できるHuaweiなので、本当にどちらも対応するなら断然Huaweiです。でも値段次第かなぁ。最近のHuaweiはiPhone並のお値段しますからね。
まとめ
ノッチ無しのFIND Xが中国で発売されている中とはいえ、デュアルSIM&おサイフケータイ対応のSIMフリースマホは私の理想のスマホです。
これがいつ発売で価格がいくらになるのかというのが今の気になるところです。OPPOの第1弾であるR11sが税抜57980円だったことを考えると、R15 Proは6~7万円くらいでしょうか。正直、ちょっと高いなぁと。
個人的には5万円台で購入したいのですが、この機能であればすぐにでも欲しいくらいです。