血を繋ぐドラマ!Winning Post 9は面白いがバランスが悪い

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競馬好きとしては見逃すことができない、唯一のコンシューマ向け競馬ゲームであるWinning Postシリーズ。

2019年3月28日には、年度更新商法ではないナンバリングタイトルであるWinning Post 9が発売されました。このシリーズの特徴といえば、ナンバリング最初のタイトルはバグが多く、年度更新で品質があがっていくというものです。以前のシリーズでも種牡馬入りしないバグがありましたね。

そんなWinning Post 9を、ひとまず15年ほどやってみたので簡単にレビューしたいと思います。

私のWinning Post歴

ご参考までに、私のWinning Post歴は3から始まっています。父親がWindows機を持っていたので、駄々こねて買ってもらいました。

当時は有馬さんやら高松さんやらがまだ秘書としていたころですね。懐かしい。その後も、ナンバリングタイトルは常に買い続け(買ってもらい続け)、7まではWinでやっていたと思います。なんだかんだマウス操作が楽なのと、エディットデータがWebからダウンロードできたり、能力判定ツールみたいなのも出回っていたので、やりやすかったんですよね。

それで、8になってようやくPSでやり始めるようになりました。と言っても、Vitaですが。携帯してやりたかった。ただ、Vitaだとイベント系が少し省略されている感があったので、9ではPS4版を購入。グラフィックもきれいになりました。

ダビスタももちろんやったし、PC版クラシックロードなんてバランスも最高でしたし、ギャロップレーサーやG1ジョッキー、Xboxのジョッキーズロードやステークスウィナーなどなど、競馬ゲームは大体やってきましたけど、今となってコンシューマ機で残っているのはWinning Postだけという寂しい状況ですね。

そんなわけで、私は毎タイトル買ってなんとかシリーズを続けてもらえるようにお布施をしているのであります。

Winning Post9の特徴

ナンバリングタイトル毎にいろんなテーマが設定されるのがこのシリーズの特徴です。

6では海外牧場を作れるようになり、ワールドワイドな箱庭で遊べるようになりました。7では競馬史をテーマに、過去にさかのぼってゲームをスタートすることができ、オグリキャップやシンボリルドルフといった過去の名馬を所有することができました。8では人馬の絆ということで、絆に焦点を当てたイベントが多くなりましたね。

そして、9ではドラマチックなライバル対決をテーマにしています。同世代でしのぎを削るライバルたちというテーマのもとに、戦うことでライバル馬が設定され、その馬に勝つと闘志があがったりするシステムです。

競馬といえば、こういう馬同士の対決は切っても切り離せないものですよね。過去を遡れば、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスのTTGや芦毛同士のオグリキャップとタマモクロス、平成に入ればテイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードのクラシック戦線、スペシャルウィーク、セイウンスカイ、グラスワンダーたちの対決等、常にライバルが競馬戦線を盛り上げていました。

それをゲームで体験しようというものです。

7、8は1980年代か現代から開始時期を選べましたが、今回は1992年からの開始のみとなります。2019年まで27年やらなければいけないということですね。ここは賛否がわかれそうです。個人的には過去に自分が好きだった馬を所有して楽しむのもありだと思っているので、否定はしないですが、自分の中の箱庭だけでやりたいという気持ちもあります。だって、92年なのにヴィクトリアマイルとかあるんだもん。遡れるなら競馬番組も当時のにしてくれたら・・・。

15年ほどやった感想

ここからは私がやってみた感想をつらつらと書いていきます。

○グラフィックはきれいになった

まず、これ。

レースシーンはずいぶんきれいになりました。と言っても、PS3後期くらいの質だとは思いますが、今までのシリーズとは比べ物にならないです。

馬が透けていたりノイズがはいっていたり、たてがみの動きがおかしかったりと、リアルにした分リアルじゃないところが目立ってきています。まぁ、後半はダイジェストすら見なくなることがほとんどなのであまり意味ないのですがね・・・。

○スタートが92年になった

過去をさかのぼって楽しめるのはいいんだけど、さすがに80年代からやるのはしんどかったのが前作まで。

今回はトウカイテイオーあたりからできるので、まだつらくないです。でも正直2000年くらいからでもいいんじゃないかと思う。それでも20年はやらなければいけないからね。ライバルっていうなら、スペシャルウィークあたりの年代がいいんじゃないかなぁ。

○有名騎手は似せてきている

武豊とかの有名騎手はかなり寄せてきています。有名所は毎年アップデートされて、より似せてきてますよね。一方他の無名騎手あたりは昔からほぼグラフィック変わっていません。

特に調教師はほぼ変わっていない。確かに池江さんとかはちょっと似せてきてるけど誰これ?みたいな人ばかり。エディットする気も失せる量だし。ちなみに、下は池江さんと藤沢さん。

○秘書がかわいい

タイトルごとに変わる秘書ですが、今回はかわいいですね。それだけです。イベントの衣装とかはどうでもいいですが。

○騎手、調教師は知り合いじゃないとそもそも選択肢として現れない

これは良いと思います。知り合えるシステムがアレですが、前からずっと気になっていたところでもあります。最初からそんなに有名騎手バンバン依頼できるってどうなの?というね。おかげで少し能力低めの騎手を使うことも多くなりました。

そして、能力低めの騎手でも強い馬に乗せていくことで絆システムやらなんやらで強い騎手になっていくのもいいですね。

○難度を途中で変更できる

これはうれしいですね。ノーマルで始めてみたものの、ほぼイージーじゃないか?と思ったときは変更できます。

ただし、何年かに1回で、今の所変更の話がでてきたのは1回のみです。10年きざみかな?

×バランスが今まで以上におかしい

いつも1周目はノーマルでお守り集めをするんですけど、今回のノーマルのバランスがちょっとおかしいように感じています。簡単すぎます。

これは物申したいところで後述しますが、ノーマルだったらせめて金(虹)のお守りの馬で無双できるくらいがちょうどいいと思うんですよね。銀、はては銅の馬で無双できるとちょっと・・・。

×所有馬画面にいくのにショートカットがない

毎回「馬情報」→「所有馬」の2手順を押さなければ一覧に飛びません。前まではひとつのボタンで所有馬一覧にいけたのに。

これはちょっと操作性が悪いですね。しかも、イベント毎(種付け、セール)があると左から2番めになるのでさらに操作性が悪くなる。

×お守りの種類が増えた

虹が増えました。緑→銅→銀→金→虹という順番に価値が高くなっていきます。

それだけ、順序をつけなければいけない馬がたくさんでてきたということだと思いますが、どんどん煩雑になってきますよね。あ、あとお守りの色がちょっとわかりにくい。銀はどう見ても紫に見えるんだよなぁ。

これだけは物申したい

今回はとにかくバランスをどうにかしてほしい!!

今はノーマルでやっていますが、少し簡単すぎやしませんかね。難易度あげてやれよ、という話になると思いますが、ノーマルの設定が全然ノーマルじゃないのはやはり気になる。もう少し、勝った負けたを楽しみたいけど、ほぼ楽勝か全然勝てませんしかないもんね。

例えば、タイキブリザード。お守りでいうと銀ですね。ただし、海外セリで購入可能。

史実では安田記念を勝った馬です。そんな私のタイキブリザードは古馬になってからは無双状態。

G1を21勝で総獲得賞金が50億超え・・・うーん、もう少しリアリティあってもいいんじゃないだろうか。

続いて、私の好きな馬ではあるのですが、エアシャカール。銀のお守りですね。

クラシック三冠はもちろん凱旋門賞もKGⅣ&QESも勝てます。史実ではクラシック二冠だけですがね。KGⅣ&QESにも出走しましたが5着でしたね。

極めつけはプリエミネンス。こちらも私のお気に入りの馬です。銅のお守りですね。

牝馬三冠どころか、牝馬G1完全制覇しちゃいました。もちろん海外G1もラクラク勝利です。

史実では、4歳夏まで(今で言う3歳夏)は芝も使われていましたけど、それ以降はダートしか使われていないんですけどね・・・。

あとはディヴァインライトや

スマートボーイあたりも・・・。

まとめ

俺つえーを楽しみたいならぴったりだと思います。私も今の所は俺つえーモードで楽しんでいますが、やはりそれはそれでもう少し勝った負けたを楽しみたいんですよね。

ライバル対決で大差勝ちしたのに、ライバル同士の名レース!みたいな実況がはいるとちょっとなえるというか。

とはいえ、今回は個人的に今までのよりも面白い!これで少しづつ年度更新でレベルアップしていけば名作になる予感がします。というわけで、あとは2018年まで史実モードを楽しんで、そこからは箱庭で楽しんでいきたいと思います。

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