料理は好きでも片付けが苦手な私がかねてより欲しかったのが食洗機。
細々した食器を自動で洗ってくれるという優れものです。いや、食器洗うのってそんなに時間がかからないんですよ。本当は。でもどうしても貯めがちになっちゃうんですよね。やる気が怒らないというか。
そんな心を楽にしてくれるのが食洗機でして、食器をいれてボタンをぽちっとするだけで洗い上がるわけです。
そんな食洗機を導入するに当たり、既存の蛇口から分岐して給水ホースを接続させる必要があります。その時必要となるのが分岐水栓です。業者に頼むのもいいのですが、少し工具があれば自分でもできてしまいます。というわけで、今回は自分で分岐水栓を設置してみましたので、その手順をご紹介。
分岐水栓 CB-SSH8
こちらの分岐水栓はTOTOのGGシリーズという水栓に適合する分岐水栓となります。我が家の水栓がTKGG31Eという製品だったため、必然的にこの分岐水栓を使うことになります。
この分岐水栓ですが、オークションやフリマでもそれなりに出品されるのですが、8千円とか9千円で落札されるので新品との差額が2~3千円くらいなんですよね。それなら新品でいいじゃん、ということで、今回は新品を購入しました。
食洗機
私が買ったのはNP-TCR2というパナソニックのプチ食洗シリーズ。2013年式です。1人ぐらしにちょうどいいサイズです。ヤフオクで6千円くらいでした。安い。
18点程度の食器がいれられます。スピーディーコースやバイオ除菌など、よくわからないけど役立ちそうな機能がついています。私はとりあえず洗えればいいけど。
最新の型番はNP-TCR4というやつですね。2世代前のものということです。
CB-SSH8を取り付ける
それでは取り付けていきます。と、その前に工具を準備しましょう。
必要な工具
取り付けに必要な工具は、モンキーレンチと六角レンチ(2.5mm、3mm)となります。説明書上はマイナスドライバーも必要と書いてありますが、特に使わなくても大丈夫です。
いざ、取り付け
まずは既存の水栓部をはずしていきます。
- 元栓を閉める
まずは水がでないように水道の元栓を閉めます。我が家はシンク下にありましたので、そちらを閉めます。 - 「◀▶」マークのキャップをはずす
説明書ではここでマイナスドライバーを使いますが、爪や爪楊枝など細いものがあれば代用可能です。マイナスドライバーだと外しやすいのは間違いないですが。
- 3mmの六角レンチでねじをはずし、レバーハンドルを取り外す
結構固いので力ずくでやる必要がありました
- カバーとクリックユニットをはずす
これは上に引き上げるだけです
- 2.5mmの六角レンチでねじをゆるめ、カートリッジ押さえ・カートリッジを取り外す
説明書には「同梱の」と書いてありますが、2.5mmの六角レンチは同梱していませんでした。これまた固いので気をつけましょう
- 分岐水栓を取り付ける
ここでようやくCB-SSH8の分岐水栓を取り付けます。これはつくようにしか付きませんので、付けた状態で真ん中のハブ部分を回して、分岐水栓の向きを調整します。これまた力がいります・・・
根元を持って回すと回しやすかった
- カートリッジをのせる
これもはまるようにしかはまりません
- カートリッジ押さえを取り付ける
ここで既存のねじをはずして、CB-SSH8に付属する長いねじを使います。2.5mmの六角レンチでしめていきます。3本を平均的に少しづつしめていくのがコツです
「マエ」という文字が手前にくるように取り付けます
- 逆の手順で取り付ける
ここからは外した部品を逆の手順で取り付けます
- 食洗機にホースを取り付ける
排水・給水ホースを取り付けます。本体裏側ですね
- 分岐コックを取り付ける
CB-SSH8の分岐コックを取り付けます
ここは水の通り道になるので、漏れが無いようしっかり取り付ける必要があります。説明書では2本のモンキーレンチを使っていましたが、1本でもなんとかなります。根元のナットをモンキーレンチで固定しながら手前に回し、外側を逆方向に手で回す。これだけでも十分に締め付けることができました。
- 給水ホースを取り付ける
食洗機の給水ホースと分岐コックを接続します
食洗機を使ってみた
設置したら使いたくなるのが人間というもの。早速使ってみました。
今回使った洗剤はヤマナカのPB商品。粉末状の食洗機専用洗剤です。これは必ず専用品を使ってください。汎用品を使うと泡だらけになって悲惨なことになるそうです。
食洗機用洗剤はタブレットやジェル等いろんな種類があります。
フィニッシュ パワー キューブ M タブレット 食器洗い機専用洗剤(60コ入)
洗剤ははしっこにながしいれます。滝のように洗剤が流れていく。
あとは電源をいれて、標準コースでスタート!
最初、全然始まらなくてびっくりしました。中古で買ったので壊れてるんじゃないかと疑いました。数分経ってからようやく動き出し、30分くらいして洗浄完了!
扉を開けてみるとあっつあつの食器たちが・・・。
このまま扉を開けっ放しにしておくことで、乾燥されます。食洗機側で乾燥もできますけど、放置しておくだけなので、これで十分。食器は油汚れもしっかり落ちて大満足。
まとめ
分岐水栓の取り付けというと、一見難しそうに見えますが、実際やってみると1時間くらいで作業できます。
少し力がいるところはありますが、一般の方でも十分できますね。わざわざ業者にお願いする必要はなさそうでした。
食洗機はなんといっても洗い物を全部まかせておけるという気軽さが一番です。使う水の量も最低限になるので、節水になるということも聞きます。
ただ、私が買ったのはプチシリーズなのでフライパンなどの大物はあらえません。ここは手洗いです。でも炊飯釜とかは洗えるので助かります。
1.5人暮らしなので、2日に1回使うだけで洗い物がすっきりするので、使っていない人は是非使うべきだとおすすめします。