ソニーが新製品ラッシュですが、先日発表されたAPS-Cフラッグシップのα6600よりもクロップしたα7RⅣの方がフラッグシップな気がしてきたという話です。
初めて買ったレンズ交換式カメラがソニーα55だったこともあり、ソニーのカメラには思い入れがあったりします。主に望遠域での撮影が多いということもあり、中途半端と言われることもあるAPS-Cのセンサーサイズを好んで使っています。
富士フイルムを除く各社がフルサイズミラーレスで盛り上がる中、ソニーは定期的にAPS-Cのボディを発表してくれるのですが、先日APS-Cのフラッグシップとして発表されたのはα6600。α6400に手ブレ補正をつけてバッテリーがリッチになったモデル。
あれ?α7RⅣをAPS-Cクロップして使った方が高性能なんじゃないか・・・。
スペックを比較
私、それなりにスペック厨なのでひとまずスペックを比較してみます。と言っても、意図的に違いがありそうなところだけ抜き出しました。
機種名 | α6600 | α7RⅣ |
センサー | APS-Cサイズ Exmor CMOSセンサー |
35mmフルサイズ Exmor R CMOSセンサー |
カメラ有効画素数 | 約2420万画素 | 約6100万画素 |
最大記録画素数(縦横比3:2) | 6000 x 4000(24M) | 35mmフルサイズ時: 9504 x 6336 (60M) APS-C時:6240 x 4160 (26M) |
AF方式 | ハイブリッド | ハイブリッド |
測距点 | 位相差検出方式:425点 コントラスト検出方式:425点 |
位相差検出方式:567点(35mmフルサイズ時)、325点(フルサイズレンズ装着かつAPS-C読み出し時)、247点(APS-Cレンズ装着) コントラスト検出方式:425点 |
ISO感度 | ISO100-32000(拡張:下限ISO50、上限ISO102400)、AUTO (ISO100-6400、上限/下限設定可能) | ISO100-32000(拡張:下限ISO50、上限ISO102400)、AUTO (ISO100-12800、上限/下限設定可能) |
ファインダー方式 | 0.39型OLED | 0.5型OLED |
ファインダー解像度 | 236万ドット | 576万ドット |
ファインダー倍率 | 約1.07倍(35mm判換算:約0.70倍) | 約0.78倍 |
液晶モニター形式 | 3.0型ワイド TFT駆動 | 3.0型TFT駆動 |
液晶モニター解像度 | 92万ドット | 144万ドット |
シャッター形式 | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
シャッター速度範囲 | 1/4000-30秒、バルブ | 1/8000-30秒、バルブ |
手ブレ補正 | 5軸5.0段 | 5軸5.5段 |
連続撮影速度 | Hi+時:最高約11コマ/秒、Hi時:最高約8コマ/秒、Mid時:最高約6コマ/秒 、Lo時:最高約3コマ/秒 | Hi+:最高約10コマ/秒、Hi:最高約8コマ/秒、Mid:最高約6コマ/秒 、Lo:最高約3コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | JPEG Lサイズ エクストラファイン:99枚, JPEG Lサイズ ファイン:115枚, JPEG Lサイズ スタンダード:116枚, RAW:46枚, RAW+JPEG:44枚 | JPEG Lサイズ エクストラファイン:約68枚、JPEG Lサイズ ファイン:約68枚、RAW:約68枚、RAW+JPEG:約68枚、RAW(非圧縮):約30枚、RAW(非圧縮)+JPEG:約30枚 ※APS-C読み出し時は約3倍(JPEG Lサイズ:約200枚、RAW(非圧縮)+JPEG:約90枚) |
バッテリー | NP-FZ100 | NP-FZ100 |
静止画撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約720枚 液晶モニター使用時:約810枚 |
ファインダー使用時:約530枚 液晶モニター使用時:約670枚 |
外形寸法 | 約120.0(幅) x 66.9(高さ) x 69.3 (奥行き)mm | 約128.9(幅) x 96.4(高さ) x 77.5(奥行き)mm |
重量(バッテリー、メモリーカード込) | 約503g | 約665g |
価格 | 未定 | 399,000円(税抜) |
画素数だけ見ればα7RⅣの方が上
カメラ性能を画素数で語れないことはすでに浸透しているとは思いますが、ひとつの指標であるとは思います。
そこだけを切り取れば、α6600は有効画素数2420万画素でα7RⅣは2620万画素。そう、α7RⅣの方が上なんですよね。APS-Cとしては、先日キヤノンが3000万画素超えの機種を発表していますから、それに次ぐくらいの画素数です。富士フイルムのX-T3も同じくらいですね。
ハードウェアは高い分α7RⅣが良い
価格に反映されやすいのはハードウェア部分。α7RⅣは税込みで40万超えするカメラなのでそれに見合った部品を使っていますね。
視認性が高いファインダー、握りやすいグリップなど。ファインダーの違いは大きいと思います。ファインダーを見て写真を撮るわけですから、視認性が高いということはそれだけストレスがなく撮れるということ。
あとは手ブレ補正も0.5段分ですが、α7RⅣの方がいいですね。ただ、同等の補正効果ならセンサーサイズが小さい方が補正効果は感じやすそう。
重量や外寸についてはAPS-C専用のα6600に軍配があがります。そりゃそうだ。
撮影していて大きく違うのは・・・
AF測距点数がα6600の方が、APS-C読み出し時のα7RⅣよりも多いですね。これもAPS-C専用に作られている分しょうがない。これがどれほど撮影に影響するかは実際に使ってみないとわからないが、多いほうがいいに決まっている。
連写性能もα6600は11枚/秒だけど、α7RⅣは10枚/秒となります。APS-C読み出しでも同じなんだろうか。ただし、連速撮影可能枚数はα7RⅣはAPS-C読み出し時はフルサイズ時の約3倍とあるので、約200枚となります。RAW(非圧縮)+JPEGでも約90枚。つまり、バッファ切れはほぼおきなさそうです。これはうれしい。
α7RⅣを触ってきた
ソニーストアへ行ってきまして、先行展示しているα7RⅣを触ってきました。
以下はα7RⅣ+FE35mmF1.8で撮影した写真で、すべてJPEG撮って出しです。この35mmF1.8もなかなかいいレンズですね。
所感
比較対象がα7RⅡになるので、進化がすごいです。
OLED576万ドットのファインダーは見やすい。これは感覚値なのでどこが見やすいかと聞かれると難しいんですけど、ぱっと見で見やすかったです。
あとは握りやすさ。小指があまらない。握りやすさって大事だな、って思いました。小さければいいじゃんって思ってたけど、大きめのレンズ使うと握りやすさって非常に重要ですよね。
そして、地味に使いやすかったのがボタンのストロークが長くなったことで、しっかり押している感がでます。ただ、実際に使っている時に、ストロークが長すぎて煩わしさを感じる場面もあるんじゃないのかな、とちょっと思ったりしました。
そして、撮れる絵はいいですね。いかにも高画素機という感じです。果たして私の撮影目的に合うのだろうか。という疑問はさて置いて、単純に新しい物好きとして使ってみたくさせてくれます。
APS-Cのフラッグシップはどれか
そりゃあα6600ですよ。メーカーがそう言ってますから。ただ、トータルの機能差を考えると、α7RⅣをAPS-C読み出しした方が若干良さそう。使う分にはわからない差と思いますが。
以前より、ソニーのAPS-Cではミニα9と噂されているα7000(仮)が発表されるのではないかと言われ続けています。今回はその発表か!と期待していたのですが、少し肩透かしを食らった気分。発表されたのがα6600で、α6400に手ブレ補正とバッテリー変更をしたようなモデル(細かく言えばもっと差は大きいですが)だったので、これを見るとα7RⅣの方が良いように見えますね。
個人的にはずっとα7000を待っているんですけど、なかなかでてくれません。というわけで、しびれをきらして以下の通り、α7RⅣ予約しちゃいました。
予約しちゃいました
まぁ、こんだけぐだぐだいろいろ書いたけど、要は予約しましたよって自慢です。
なぜこんな高いカメラを予約したかというと、以下が私の購入決断したポイント。
- 6100万画素を使ってみたい(新しもの好き)
- APS-C読み出ししても2620万画素
- 全体的にハードウェアが進化していてα7RⅡよりも使いやすい
- APS-C専用レンズだけど70-350mmのGレンズが発表された
- 実質30万円くらいで買えそう
私の撮影スタイルだけで言えばそれほど高スペックは必要ないんですけど、新しいものは使ってみたいじゃないですか。それだけです。
あと重要なのは5番。安く買えそうだということで決断しました。つまり理由のほとんどは5番。持ち出しはポイント利用やポイント還元、キャッシュバックをトータルすると、実質24万円ほどで買える計算です。
実質30万円で買える理由
ここらへんから少しアフィリエイトブログっぽくなります(笑)
このマジックを可能にしてくれたのは以下の2点。
- イオンカード20%キャッシュバック
- 株主優待割引使用
イオンカード20%キャッシュバック
このキャンペーンでは9月30日までにイオンカードを新規発行して、アプリからキャンペーン登録&引き落とし口座をイオン銀行とすることで20%のキャッシュバックを受けることができます。しかも最大10万円までキャッシュバックされます。つまり、50万円の利用までキャッシュバックされるということ。
利用期間が限定されていて、残っているのは9月24日~9月30日の期間のみとなります。(キャンペーン自体は7月から始まったおり、7月末と8月末の利用期間は終了)
ただし、1決済の還元は1万円=5万円までの決済が可能。あれ?α7RⅣって40万円くらいするよ?と思った人もいると思いますが、ソニーストアにはお買い物券という魔法の商品があるので、それを3万円づつ買えばいいのです。(お買い物券は1決済最大で3万円分(500円×20、1000円×20)購入可能)
株主優待割引
これはソニーストアで買う時には絶対適用したい割引です。AV商品が15%割引となります。
購入方法
ソニーストアのお買い物券を3万円づつ地道にイオンカードで購入。そのお買い物券を使って株主優待がきいたα7RⅣを購入。
実際の購入額
購入価格(税込):430,920円-59,850円(株主優待15%割引)=366,282円
ソニーストアお買い物券:320,000円(事前購入)←これをイオンカードで購入
支払額:46,282円←これをイオンカードで支払い
イオンカード20%キャッシュバック:73,256円
キャッシュバックを考慮した支払額:366,282円-73,256円=293,026円
実はもう少し安く買ってます
5月にドコモに家族毎乗り換えまして、キャンペーンポイントでdポイント60000ポイント持ってました。そして、7月にはdポイント20%還元キャンペーンもあったので、それをフル活用しててお買い物券を購入しました。また、8月にソニーストアのクーポン5,000円分をもらったため、さらに割引されました。
私の購入金額:366,282円-5,000円-60000ポイント=301,282円
ソニーストアお買い物券:300,000円(事前購入)←これをイオンカードを紐付けたd払いで購入
支払額:1,282円←これをイオンカードで支払い
イオンカード20%キャッシュバック:60,000円
dポイント還元:60,000ポイント
- ポイント還元も含めた実質額:301,282円-60,000円-60,000ポイント=181,282円
- ポイント還元は抜いた支払額:241,282円(dポイント60,000P)
そして、ソニーストアでは何度か購入しているので3年保証ワイドをクーポンで無料で付けています。このワイド保証があるからソニーストアで購入したい。
ソニーストアはd払いができるストアですので、dポイントのキャンペーンはチェックしておくといいですよ。還元されたポイントでレンズ購入の足しにできちゃいますし。
この金額なら今のα7RⅡを売れば持ち出しが15万弱なので、結構お買い得です。