最近のキャッシュバックやポイント還元のキャンペーンにつられ、ここ数年でクレジットカードを作りまくってしまいました。その結果自分の状況を把握できないという本末転倒な状況になったため、ここで整理すべく、信用情報をネットで開示してみることにしました。
信用情報とは
端的に言えば、借金の履歴情報です。
借金と言っても、いわゆる消費者金融からお金を借りるような借金もありますし、ショッピングローンのようなモノを購入するための借金もあります。そして、一番身近なものはクレジットカードではないでしょうか。
クレジットカードも毎月、ひと月分借金をして翌月に支払いをしているようなものなので借金のひとつですね。
それらの履歴と返済状況をまとめたものが信用情報をなります。
なぜ確認するのか
今回の私の目的は、そもそもクレジットカード何持ってましたっけ?とかいう大変お恥ずかしい理由です。
普通、信用情報を確認する場合は、例えば住宅ローンのような巨額なローンを組みたい場合に事前に信用情報が悪くないかを確認することができます。もしくはクレジットカードを申し込んだら審査で落ちた場合なども信用情報を確認することで落ちた理由がわかる場合もあります。
信用情報を扱う機関
大きく3つあります。
- CIC:クレジットカードの情報
- JICC:消費者金融等の情報
- 全国銀行個人信用情報センター:銀行ローン等の情報
それぞれの機関で情報開示することができます。自分が見たい情報に応じて開示申請が必要となります。
今回私はクレジットカードの情報が必要のため、CICに開示要求することとしました。
CIC(Credit Information Center)
CICは株式会社シー・アイ・シーが運営するクレジットカードの信用情報を集約したものです。名前もそのままクレジットインフォメーションセンター。
そもそもの母体はクレジットカード会社が共同出資で作り、割賦販売法と貸金業法の両方に基づいた国から指定を受けた信用情報機関です。クレジットカードを作ると必ずこの信用情報に登録されます。
つまり、CICの信用情報を確認すれば持っているクレジットカードの情報すべてを確認できるということです。
インターネット開示してみた
CICのインターネット開示はこちらから可能です。
開示方法はインターネット(PC、スマホ)、郵送、窓口とありますが、インターネットが一番手軽でいいですね。
ただし、料金は1000円+電話代(受付番号取得)がかかります。
開示の流れ
10分もあれば開示できるほど簡単ですが、電話で受付番号を取得するのだけちょっと面倒。
- 利用前の確認
- 受付番号取得
- 個人情報入力
- 開示報告書ダウンロード
1、利用前の確認
まずは利用前に利用規約と注意事項を確認します。
2、受付番号取得
電話で受付番号を取得します。
この電話はクレジットカードに登録している番号からかける必要があります。また、初回はクレジットカードの有効期限を入力する必要があるため、手元にクレジットカードを準備しましょう。
ただし、使えるクレジットカードは制限がありますので、使えるクレジットカードを準備しましょう。
3、個人情報入力
名前や住所等を入力していきます。
特別なことは何も聞かれず、極一般的な内容なのですぐ入力できると思います。
4、開示報告書ダウンロード
クレジットカードの決済が終われば、すぐにファイルがダウンロードされます。
パスワードは受付番号+クレジットカードの有効期限4桁となります。しっかりとメモしておきましょう。
開示報告書の見方
私はクレジットカードの棚卸しをしたかったのがメインのため、保持中のクレジットカード一覧が取得できていれば最低限は達成でしたが、信用情報として見る場合に大切な箇所もメモしておきます。
こちらにCICによる見方のページはありますが、重要なところだけ。
入金状況
カードの支払いがちゃんと行われているかの一覧です。2年分ほど記載されています。
毎月入金がきっちり行われていれば「$」が並びます。もし遅延があったりした場合は「A」などが並びます。
以下が表示される記号の一覧です。
- $ :請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった
- P :請求額の一部が入金された
- R :お客様以外から入金があった
- A :お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)
- B :お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった
- C :入金されていないが、その原因がわからない
- ― :請求もなく入金もなかった(カード未利用等)
- 空欄 :クレジット会社等から情報の更新がなかった(カード未利用等)
これを見る限り、「C」が並ぶとまずいですね。直近で並んでいた場合にクレジットカード審査に落ちる可能性が高くなります。
お支払いの状況/返済状況
通常使っていればここは「空欄」になっています。
ここに「異動」と表示されていたら、おそらくブラックリスト入しています。「異動」とは、長期間未入金が続いた場合に表示されます。返済日から61日以上または3ヶ月以上で「異動」となります。
お支払いの状況/終了状況
私はどのクレジットカードを解約していて、どれを保持中かを見たかったため、ここも見ていました。
ここに「完了」と表示されていれば、問題なく解約できているものとなります。
逆にここが空欄のものは保持中ということになります。
まとめ
普通の人はそんなにクレジットカード作っていないので問題ないと思いますが、キャンペーンにのせられてたくさんつくりすぎちゃって管理できていない人は、一度把握することをおすすめします。
私も確認してみて、把握できていなかったクレジットカードを保持していたことを思い出しました。さっさと解約しなければ。
また、クレジットカード申し込んだけど審査で落ちちゃった人も確認してみると思わぬところでブラックリスト入っていたり、入金遅延が発生していたりします。私もいつも確実に支払いしていたと思いましたが、2年前に2回ほど「A」がありました。つらい。
1000円と手軽に開示できますので、一度見てみることをおすすめします。