私のメインカメラは約6100万画素のセンサーを積んだα7RⅣです。その高画素を生かしてクロップを前提とした単焦点レンズのラインナップを考えてみました。
6100万画素のα7RⅣは約2600万画素のAPS-C機でもある
高画素のメリットはトリミング耐性が高いことです。
α7RⅣにはワンボタンでAPS-CサイズにクロップできるAPS-Cモードがあります。APS-Cモード時は通常時と比べて画角が1.5倍になり、画素数も約2600万画素となります。
もちろん画素数が多ければいいわけではないのはすでに周知の事実だとは思いますが、APS-Cのフラッグシップが約2420万画素のα6600ですからα7RⅣがいかに高画素かというのがわかります。十分APS-Cとしても一線級の機種であるということです。
APS-Cモードを活用することで、α7RⅣだけ持ち出せばフルサイズ機とAPS-C機の2台持ちとほぼ同じです。(いや、厳密には違うところたくさんありますが)
フラッグシップ級のカメラ2台を35万くらいで手に入るなんてすごい!
単焦点レンズラインナップを考える
α7RⅣはフルサイズとAPS-Cのハイブリッド機だということがわかったところで、そのメリットを考慮した単焦点レンズラインナップを考えてみたいと思います。
とにかく明るいレンズ!
- FE24mm F1.4GM:24mm/36mm
- Planar T* FE 50mm F1.4 ZA:50mm/75mm
やはり単焦点なら明るいレンズがいいですよね。みんな憧れのGMレンズであるFE24mmF1.4とみんな憧れのCarl ZeissのPlanar 50mmF1.4です。
開放からキレッキレの24mmとZeissらしい表現ができるPlanarと、どちらも評判もよく安心できる2本になります。メインはスナップで、ときどき風景やポートレートを撮るという用途であればちょうど良い焦点距離をカバーしています。
その代わり、お値段もそれなりにしまして、合計で30万円くらいかかります・・・。
SONY デジタル一眼カメラ Eマウント用レンズ FE 24F1.4 GM
- Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA:35mm/53mm
- FE 85mm F1.4 GM:85mm/128mm
スナップとポートレート撮りならこの2本が良さそうですね。(ポートレート撮らないくせに・・・)
この組み合わせもCarl ZeissとGMレンズです。やはりZeissの作例は独特の雰囲気というか立体感があって惚れ惚れします。一度は使いたい。
GMの85mmはGMらしく重くでかいですが、その分、開放から解像感高くこちらも惚れ惚れするレンズです。
もちろんこちらも例にもれず2つで30万オーバーです。
SONY 大口径高性能広角単焦点レンズ T*FE35F1.4 ZA
風景メインで撮りたい!
- FE 20mm F1.8 G:20mm/30mm
- FE 35mm F1.8:35mm/53mm
風景や星景をメインとして、たまにスナップ撮るのにちょうど良い2本です。
20mmは今年発売、35mmは昨年発売のそれぞれ人気のレンズです。20mmは風景、星景にちょうどいい画角で35mmは50mm相当をカバーできるスナップにちょうどいいレンズです。
値段も、決して安くはないですが、純正レンズとしては比較的手頃に入手可能な2本。手始めに丁度いいですね。といっても、2つ合わせて17万くらいしますが・・・。
お手頃に揃えたい!
- FE 35mm F1.8:35mm/53mm
- FE 85mm F1.8:85mm/128mm
実売12万円で2本とも揃えれます。ちょっとしたスナップやちょっとしたポートレートにちょうど良い2本。
F1.8とはいえ、十分明るいですよね。撮り方次第ではきれいなボケ感もだせますし、それぞれ解像感やAF速度、ボケ質も問題なく大変優秀です。
かくいう、私もこの2本を持っています。ただ、α7RⅣで使うには少々物足りない2本であることは否めません。
SONY デジタル一眼カメラ Eマウント用レンズ FE 85F1.8
単焦点で動物園を撮りたい!
- FE 24mm F1.4 GM:24mm/36mm
- FE 135mm F1.8 GM:135mm/203mm
動物園でかわいい動物たちを撮るためにはある程度の望遠レンズが必要です。
そして、最近の動物園ではガラス張りで近くで動物を見ることもできます。そのため、近くを撮る広角レンズと遠くを撮る望遠レンズが必要です。
その2つをまかなえる最強のGMレンズ2本です。どちらもキレッキレの描写で評判も高い話題のレンズです。
私、この組み合わせ欲しい・・・。もちろん30万オーバー。
SONY デジタル一眼カメラ Eマウント用レンズ FE 24F1.4 GM
まとめ
α7RⅣの高画素を活かすことにより、1つの焦点距離である単焦点レンズが2つの焦点距離を得ることになります。
単焦点レンズ2本揃えることにより4つの焦点距離を賄うことができます。すごいです。
今回はソニー純正レンズでそろえてみましたので比較的高いラインナップとなってしまいましたが、サムヤンや 七工匠とかのMFレンズであれば魅力的な写りをするレンズが格安でてにはいります。
他にもシグマのいArtシリーズにも魅力的な単焦点レンズが揃っていますし、最近発売したタムロンの20mm、24mm、35mmのF2.8の3兄弟もいいし、コシナのフォクトレンダーもいい写りしますよね。単焦点レンズって夢があります。
いつかは24mm F1.4GMとPlanar 50mmF1.4と135mmF1.4GMの3本を揃えたい!でも3本揃えるとα7RⅣより高い・・・。